ユネスコ無形文化遺産登録10周年記念イベント「1204和食セッション」
〜次世代に繋ぐ和食の集い〜
動画配信

2023年12月4日(月)
帝国ホテル 本館2階 孔雀東の間

開会挨拶
和食文化国民会議 会長/ 甲子園大学 学長 伏木 亨
主催者挨拶
和食文化国民会議 名誉会長/ MIHO MUSEUM 館長 熊倉 功夫
ビデオメッセージ
パリ「アストランス」共同オーナーシェフ パスカル・バルボ 様
①「和食が心身の健康に及ぼす影響」

東北大学大学院医学系研究科名誉教授
辻 一郎 氏

米飯・味噌汁・魚類・野菜・海藻・漬物・緑茶・大豆類の摂取が多く、牛肉・豚肉の摂取が少ない食事パターンは、循環器疾患死亡リスクや要介護・認知症リスクの低下などと関連し、健康寿命の延伸に貢献します。

②「健康に良い『食』と和食の関係性」

医学研究所北野病院理事長/京都大学名誉教授
稲垣 暢也 氏

健康寿命の延伸には、若い時の生活習慣病予防のための「食」と、高齢になってからのフレイル・サルコペニア予防のための「食」への転換が必要です。健康に良い「食」と和食の関係性について考えてみたいと思います。

<パネルディスカッション>
【和食の健康価値と可能性】

東北大学大学院医学系研究科名誉教授 
辻 一郎 氏

医学研究所北野病院理事長/京都大学名誉教授 
稲垣 暢也 氏

和食文化国民会議会長/甲子園大学 学長 
伏木 亨

参考:登壇者プロフィール


辻 一郎 氏

1983年に東北大学医学部卒業。
リハビリテーション専門医を経て、1989年に東北大学医学部公衆衛生学講座助手。米国ジョンズ・ホプキンズ大学公衆衛生学部疫学科留学の後、2002年に東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野教授。
2023年より東北大学名誉教授・客員教授。
専門は、生活習慣病・老化の疫学と介護予防。健康寿命に関する疫学研究に基づき、健康寿命の延伸策を提言している。


稲垣 暢也 氏

1984年京都大学医学部を卒業。京都大学医学部附属病院、田附興風会医学研究所北野病院にて内科研修後、1986年同北野病院にて医員。1992年京都大学大学院医学研究科博士課程修了後に千葉大学にて助手、講師、助教授。1997年に秋田大学医学部教授。2005年に京都大学大学院医学研究科糖尿病・栄養内科学(2013年より糖尿病・内分泌・栄養内科学)教授。2015年から2019 年は京都大学医学部附属病院病院長(併任)。2022年10月より公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院理事長。
専門は、内科学、特に糖尿病の成因解明と治療の開発。糖尿病診療ガイドラインの作成などを通して、エビデンスに基づいた糖尿病治療を提言している。

ファシリテーター


伏木 亨

1975年京都大学農学部卒業、1994年より京都大学農学研究科食品生物科学専攻教授。この間、1985年から1986年まで、米国イーストカロライナ大学医学部客員研究員として運動時の筋肉糖代謝の研究に従事。2015年京都大学名誉教授。同年より龍谷大学農学部食品栄養学科教授、龍谷大学食と農の総合研究所付属食の嗜好研究センター長併任。2021年甲子園大学副学長に就任、2023年より甲子園大学学長。
京都大学名誉教授。
専門は食品・栄養化学。研究テーマは、油脂やダシのおいしさのメカニズムの解明、おいしさの客観的評価手法の開発研究。